仙台の編集プロダクション「シュープレス」がお送りす東北“おいしい”旅のレシピ『SHOE PRESs magazine』

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その街にその麺あり:酒田 満月

 食材王国とも称される庄内地方の中核都市・酒田。酒田名物「ワンタンメン」は、いまや全国からラーメンファンが訪れるほどの人気グルメとして親しまれている。その歴史を語るうえで欠かせないのが、2010年に50周年を迎えた老舗ラーメン店「満月」だ。

酒田のワンタンメンの礎を築いた一杯

 訪れる客のほとんどが注文するという「ワンタンメン」は、数種類の煮干しと鶏ガラをベースにしたあっさり醤油味。丼にはチューシュー、メンマ、ネギ、そして極薄のワンタンがたっぷり。時間が経つにつれ極薄のワンタンにスープが染みこみ、味わいがより深くなる。ワンタンの薄さもさることながら、スープやワンタンとの相性を第一に考えて作る中細ストレート麺も特筆もの。4種類の小麦粉を別々にカンスイや塩とブレンドし、4層に貼り合わせるという独特の製麺スタイル。プリプリとした歯ごたえとコシの強さがワンタンに負けない存在感を醸し出している。

ギネス級の極薄ワンタン

満月ワンタン 新聞が透けて見えるほど薄いワンタンは、 1kgの生地を800mの長さまで伸ばす圧延作業で生み出される。絶妙な力加減で伸されたワンタンは、箸で持ち上げても切れないほどのコシが自慢だ。また、生地を薄くすることでスープが吸い込みやすくなり、味わいが増すのも特徴。具はチューシューの細切れをミックスした豚肉をスパイスで味つけ。スープに豚の旨みが溶け出し、コクをプラスしている。


満月ワンタンメン

※2011年4月時点の情報です