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「芋煮会」のすゝめ

 東北の秋の風物詩といえば「芋煮会」! 川原で芋煮を楽しむ人たちの姿を見ると「秋だなぁ」と感じます。今回は仙台流の芋煮を徹底解説。そして、山形市で行われた芋煮会の祭典「日本一の芋煮会フェスティバル」の様子もお届けします!

序章・芋煮って?

山形内陸風芋煮 サトイモを主役に豚肉、ゴボウ、ニンジン、コンニャクなどの根菜類をたっぷり入れた、山形生まれの鍋料理。山形では内陸風の醤油味、庄内風の味噌味と地方によって味つけが異なります。仙台では味噌味が定番。
 「芋煮」に馴染みのない人たちから「豚汁と何が違うの?」という声をよく聞きますが、一番の違いは具のサトイモです。そして川原など野外で調理して家族や仲間とワイワイ楽しみながら味わうことが芋煮の必須事項です。
 ここで一句 「豚汁も 川原で作れば 芋煮にだよ」大河内英夫 心の川柳

仙台流「芋煮の現場」

1・まずは準備を(※5人分のレシピ目安)

○サトイモ500g、ゴボウ1本、ニンジン1本、ダイコン1/3本、コンニャク1枚、ネギ、豆腐1~2丁、油揚げ2枚(お好みでマイタケなど)、豚肉400g、味噌150g、だし用の煮干しや和風だし適量、水(多めに持っていきましょう)2リットル
○薪、新聞紙、ライター、軍手、器、箸など

芋煮食材

2・芋煮会の舞台は!?

 芋煮会の舞台は仙台駅から車で10分ほどにある牛越橋の川原。この場所はシーズンになると徹夜組が現れるほどの、仙台屈指の芋煮会スポットなのです。駐車場やトイレも近いのが人気のポイントですね!

牛越橋

3・かまどを制作しましょう

 さて、芋煮の調理に取りかかる前にまず、やることがありますね。そうです、かまど作りです。炎がしっかりと上がるように大きな石を組み合わせ、高めに作るのがコツです。

かまど

4・ファイヤー

 上手くかまどができあがりましたか? 空気の通り道を作るように、ランダムに薪を組みましょう。それでは薪に火を付け、調理を開始します。

薪に点火

5・調理開始

 水を張った鍋にサトイモ、ニンジン、ゴボウなどの根菜類を入れ、煮えるのを待ちます。※サトイモや野菜は出発前に家で切っておくとラクチン。

芋煮の調理開始

6・BBQも忘れずに!

 具に火が通るのを待っている間はBBQとビール!! 腹が減っては芋煮は作れません(笑)。芋煮に入れる肉まで食べてしまわないよーに!。

BBQ

7・豚肉を投入

 お湯が沸騰してきたら豚肉を投入。豚の旨みがでるようにたっぷり入れましょう。豆腐も一緒に入れてしまいます。豚肉に火が通ってきたら丁寧にアクをとりましょう。

豚肉を投入

8・味噌で味付け

 仙台では仙台味噌を使うのが一般的。白味噌を使ってマイルドに仕上げても美味しそうですね。味噌を加え一煮立ちさせたら、ネギを加えて仕上げましょう。


line

9・仙台風芋煮完成!!

 どうです、この美味しそうな出来上がり。豚肉と味噌のコク、根菜からしみ出る甘み、サトイモのやわらかな食感…。外で食べると美味しさがぐっと増しますね~。

仙台風芋煮完成

試食

10・鍋を囲んで芋煮をどうぞ

 芋煮が完成したら、あとはひたすら食べるのみ。おにぎりなどもあると最高ですねー。ポカポカとした太陽の光を受けながらいただく芋煮は、まさに秋の醍醐味ですよ。

食後の一言

ついつい多めに作りすぎてしまう芋煮。みなさん余った芋煮はどうしていますか? そんな時に おすすめなのが芋煮カレーです。
 調理は簡単、余った鍋の中にカレールーを入れるだけです。味噌のコクと豚の旨みが効いた独特なカレーがあっという間にできあがり! 家からご飯を持っていってもいいですねー。
 さぁ皆さんも秋の川原でレッツ芋煮会!!

出張芋煮会in山形市「日本一の芋煮会フェスティバル」

 今では全国にその名を知らしめる芋煮会の祭典。山形の芋煮会はこのお祭りを皮切りスタートするそうです。2009年の来場者数はなんと20万人! ここまで大規模な芋煮会は日本一いや、世界一でしょう。大河内がちょっとだけレポートします。

6m大鍋 このイベントの目玉はなんといっても直径6mの大鍋!
この大鍋では水6t、酒50升、醤油700L、砂糖200kg、サトイモ3t、山形牛肉1.2t、コンニャク3500枚、ネギ3500本を使った内陸風の芋煮が作られています。その量はなんと3万食分!! 当日の朝7時から調理を開始し、午前11時頃にできあがります。

山形芋煮内陸風 この鍋で作られる芋煮は内陸風の醤油味。牛肉からしみでた脂が、ちょうどいいコッテリ感を演出し、少し甘めの味付けがどことなく上品に感じられます。ゴロッとしたホクホクのサトイモもたまりません。

 芋煮を食べるためには協賛金と整理券が必要です。整理券の順番ごとにアナウンスされるので、何時間も並ぶ必要がないのもうれしいですね。また、会場内には屋台やゆっくり芋煮が味わえる芋煮茶屋などもあり、山形の食文化を一挙に楽しめますよ。
 会場周辺には駐車場がないので、山形県庁または、山形市総合スポーツセンターに車を止めて、シャトルバスで会場へ向かいましょう。詳しくは下記のHPへ・・・

日本一の芋煮会フェスティバル

開催地:山形県馬見ヶ崎河川敷(双月橋付近)

日時:9月の第1日曜日、9時~(2009年の場合)

料金:芋煮300円(2009年の場合)

HP:日本一の芋煮会フェスティバル


本は旅。解説

東北のいろいろな
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